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税理士業界、若者からは斜陽産業と見られているようで・・・。
税理士試験の受験者は年々減少しています。
(令和3年はちょっと盛り返したようですが。)
理由として挙げられるのが、
AIにとって代われる業界とも言われていること、
顧客である中小企業が減少していること、
ということかなと思います。
でもでも、現場の肌感としては、
全然そんなことないんですよね。
お客様は増え続けています。
中小企業は減っているかもしれません。
でも、起業している人はやっぱりいます。
税理士を必要としている人は増えている、という感触がすごくあるんですね。
実際、今も若い人からの問い合わせがいろいろあります。
私の頭の中にある算式はこんな感じです。
若い開業税理士<税理士を必要とする若い起業者
年老いた開業税理士>年齢とともに廃業する事業者
高齢な税務署OB税理士の増えるスピードが、
若い税理士の開業スピードをはるかに上回っている感じがします。
だから税理士が余っている印象があるような気がするのかなと思います。
その一方で、若い起業者はどんな状況かというと、
自分に合う税理士が見つからなくて困っている、
そんな状況にある気がします。
「フリーランス」という言葉が広まってきているとおり、
独立して働く人は増えていると思うんですよね。
それにともなって、税理士の見込み客も増えている。
クラウド会計が普及していると言っても、
会計知識がなくて最終的な決算は締められない人が多いです。
会計的なアドバイスは、経営をしていく上では欠かせない要素の一つです。
税理士の活躍できる守備範囲はまだまだあるんですよね。
やる気に満ちた若者がいる以上、
若い税理士は必要だと思います。
それにしても、なぜここまで税理士は不人気な職業になったんだろう?
マスコミの煽り方が問題なんじゃないかなあ。
マスコミがあてにならないことは、今までのコロナ報道でも明らかですしね。
自分の頭で考えて、自分の将来をしっかり考えることができる社会になれば、
「まだまだ税理士は廃れない」ということに気付いてもらえる人も増えるのかな、
なんて考えております。