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商売を始めたばかりの方、
税理士をどうやって選ぶか?
非常に難しい問題ですね。
税理士を紹介をしてくれる親戚や知人がいれば、
その人を信用して選べます。
しかし、そういったコネがない場合、
次の手段は「ネット」になるかと思います。
でも、ホームページを持ってない税理士がいっぱいいますよね。
ホームページがあったとしても、
更新がまったくされていなかったり、
その税理士がどんな人なのか、
その税理士を選んだらどんなメリットがあるのか、
そういった重要な情報がまったく伝わらないホームページが多いですよね。
なぜそんなことになっているのか?
税理士業界の話をすると・・・
平成13年「税理士法の改正」がありました。
なんとそれまでは税理士は自由に広告できなかったんです。
法律の規制の他にも、広告自主規制というものもあり、
広告は事務所名・住所・電話番号のみだけでした。
平成14年から自由化されましたが、
まだ自由化から20年しか経っていないんです。
若い人の20年は長い期間ですが、
平均年齢が60歳を超える税理士業界では、
20年は長い期間ではないのです。
「まだ」20年なのです。
特に、地方ではそれが顕著に表れているのではないでしょうか。
都会に比べ、地方は新陳代謝が遅いです。
税理士の世代交代が遅いと思われます。
したがって、広告も同様になってくるという論理です。
そんな地方でも、
新規に開業する税理士のほとんどは
ホームページを作るようになったはず。
でも、「まだ」20年。
そして、税理士業界は広告の出し方が下手くそです。
広告は、お客様に「ほしい」と思わせる作りにしないといけないんですが、
それができていないところが多くなっています。
お客様としては、大事な情報が読み取れないのです。
広告の出し方が下手くそな原因の1つは、
長い長い広告規制の考え方が染みついているから。
さらに大きな原因の1つとして、
広告をしなくても、「紹介で」お客様は来てくれる、
という考えがあるからです。
お客様が多い税理士事務所は、お客様がお客様を紹介してくれます。
それで経営を回すことができるのです。
だから、広告を出す必要がないのです。
したがって、
商売を始めたばかりで、税理士にまったくコネがない人にとっては、
税理士を選ぶための材料が少なくなっているのです。
税理士のホームページを含めた広告の現状、
お分かりいただけましたでしょうか?
税理士を選ぶ基準は様々だと思いますが、
これらを踏まえて税理士を選ぶ参考にしていただけると幸いです。
まずは「税理士の選び方(1)」でした。