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「クラウド会計ソフトはちょっと・・・」
という税理士事務所はいまだにあると思います。
若い職員がいれば、その職員たちが率先して
クラウド会計ソフト導入に取り組める傾向にあるように感じます。
そうではない事務所は二の足を踏むことがあるのではないでしょうか。
では、なぜそうなるのか?
私の考えですが、
(私見なのでどうかご容赦願います。)
一番大きな理由は、
「従来型の会計ソフト」と同じ使い方をしようとしているから、
だと思います。
「クラウド会計ソフト」では、
仕訳登録の「登録」ボタンのクリックをするなど、
仕訳登録の際に1秒ほどマウスのポインタがクルクル回ります。
「従来型の会計ソフト」では、
瞬間(0.1秒)で登録されます。
この「間」にストレスを感じるようです。
なぜその点が判断材料になってしまうのか?
それは同じ使い方をしようとしているからです。
最初の発想の転換が必要になってきます。
「クラウド会計ソフト」では、
銀行などの履歴データから、年月日・金額・摘要が連動され、
勘定科目はAIによって推定で提示されるので、
ほとんどの仕訳は「登録」だけで終わります。
しかし、「従来型の会計ソフト」では、
年月日・金額・摘要・借方科目・貸方科目はすべて手打ちです。
それらも含めて考えて、
どっちが効率的ですか?
と考え直すと、
私は「クラウド会計ソフト」のほうが効率的だと思います。
「間」があるせいで時間がかかって、
かかる時間がそんなに変わらないとしても
「登録」ボタンのクリックと、すべて手打ちと、
どちらが楽(効率的)かというと、
結論は明らかなのかなと思います。
そういうことです。
「従来型の会計ソフト」と同じ使い方をするのであれば、
「従来型の会計ソフト」をそのまま使う方が楽です。
しかし、そこから先に進んだ使い方をするのであれば、
「クラウド会計ソフト」のほうが楽だと思います。
税理士事務所はそれぞれ考え方も違いますし、
スタッフの能力や年齢層も違います。
柔軟な対応ができるかどうかはそれぞれです。
税理士事務所によって、対応は変わってきます。
新しいものに対応できる事務所がいいのか、
ベテランで税務知識が豊富な事務所がいいのか、
同世代で話しが合う事務所がいいのか、
それはそれぞれ自分に合う事務所を選ぶことが
いいのではないかなと思います。
今日、取り上げた「クラウド会計ソフト」への対応力、
それも税理士事務所を選ぶ大きな一つの要素だと思います。
数ある要素の一つとして、考えていただけるといいかと思います。
そういった見地から、税理士事務所を探して、
自分にピッタリの税理士事務所に出会えることを祈念いたします。