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「社員は家族」、トヨタの創業者の豊田喜一郎氏がおっしゃっていたようです。
「昭和の時代か!」という印象がある言葉ですね。
家族なんだから一緒に残業しよう!とか、
家族なんだから給料が安くても頑張ろう!とか、
マイナスのイメージがつきまといます。
でも、本当はそんな意味じゃないですよ。
そんなことに「社員は家族」なんて持ち出してほしくないですよね。
じゃあどんな言葉か?
社長は会社の責任者です。
何に対して責任を持つか?
「お客様」「株主」「社会」、そして忘れてはいけないのが「社員」です。
「社員」一人ひとりの幸せを願うのは、社長の責任です。
つまり、社長は「家族」の幸せと同じように、
「社員」の幸せを考えなければならない、ということです。
「社員」に無理を押し付けるのではなく、
社長が自らを戒(いまし)めるための言葉です。
私はそう思います。
実際には実現が難しいですよね。
家族でも何を考えているか分からないときがあるのに、
他人である「社員」ならなおさらです。
そういった意味では、
「社員」の理解には「家族」以上の労力が必要なのでしょう。
そしてそれをするのが社長の仕事なんですね。
「社員は家族」という言葉から、このような話になりましたが、
これは起業者など1人でビジネスをしている人も同じだと思います。
お客様、協力者、その他関係者にどのように接しているでしょうか。
相手の気持ち、相手にとっての幸せは何だろうか?
そう考えることがビジネスに必要なのではないでしょうか。
野々市市準倫理法人会では「心」の勉強をしています。
今朝の話には心が揺さぶられました。
やはり85人の社員を抱える社長さんの経験は学びが多いです。
毎週木曜日は学びから始まっています。