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私の場合、簿記で一番難しかったのは「概念」でした。

 

どっちが左で、どっちが右?

資産はプラス項目で左(借方)なのは分かるけど、

収益もプラス項目なのに右(貸方)なのはどうして?

そんなことです。

 

そこで、仕訳の大原則を書きます。

これも丸暗記です。ブツブツ言わず丸暗記です。

 

<借方項目(左)>

「資産の増加↑」

「負債の減少↓」

「費用の増加↑」

 

<貸方項目(右)>

「資産の減少↓」

「負債の増加↑」

「純資産の増加↑」(個人の場合は「元入金の増加↑」)

「収益の増加↑」

 

ここで、「資産」「負債」「純資産」が貸借対照表の項目です。

「費用」「収益」が損益計算書の項目です。

 

貸借対照表ではプラス項目が(左)ですが、

損益計算書ではプラス項目が(右)です。

 

分かりにくいとか言いっこなしです。

とにかく丸暗記です。

「どっちがどっちだけ?」と迷ったら、ここに戻ってください。

そして分解して理解してください。

 

「プラス項目が全部(左)なら覚えやすいのに・・・」

なんて考えたら、全てが水の泡です。

言われたことをそのまま覚えてください。

この入口の世界観に「疑問」を持つことは禁物です。

「疑問」にこだわればこだわるほど、理解は遅れます。

 

そして、この細かい仕訳の積み重ねで、

貸借対照表や損益計算書はできあがっていきます。

まだ焦らないでください。

貸借対照表や損益計算書の見方は後のお楽しみです。

まずは、基礎の基礎を丸暗記しましょう。

 

以上。