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さて、東京商工リサーチの調べ、と専門誌に出ていましたが、
令和6年で新設された法人は約15万社。
そのうち、株式会社が10万社で、合同会社が4万社でした。
合同会社の設立は、平成23年は約9千社だったのが、
これまでずっと右肩上がりで増えてきている状況です。
やはり、設立のための費用が安いというのが一番の魅力でしょう。
いくらかかるかは、専門家に頼むかどうか、などで変わるので
省略させていただきます。
しかし、いずれにせよ、その差額は株式会社と合同会社では、
10万円以上合同会社が安くなるはずです。
両形態の一番の違いは、
株式会社は「所有」と「経営」が分離していること、
合同会社は「所有」と「経営」が一致していることです。
しかし、オーナー社長が作る会社であれば、
株式会社であったとしても、
「所有」と「経営」は一致しているものです。
実態は、合同会社と変わらないでしょう。
じゃあ、なぜ今でも株式会社が人気かというと、
「信用」の問題ですね。
「信用」の面で、なぜ株式会社が有利なのか?
と言われると、明確な答えはありません。
「そう考えている人が多いから」
というのが答えかもしれません。
専門書には、
株式会社は決算が広告されるから信頼がある、
などと書いてありましたが、
同族会社で決算を広告している会社がどれだけあるか・・・
アマゾンの日本法人が合同会社であることも有名です。
合同会社に対する認知度は確実に上がっています。
これからは合同会社という選択肢が広がっていくんでしょうね。