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今どきは本当に情報化社会ですね。
ちょっとしたことであれば
ネットで調べれば大体答えにたどりつけます。
じゃあ、士業に相談しなくてもいいかというと、
そういうわけでもありません。
ネットにあるものが常に正しいとは限らないからです。
正しくない事例をいくつかあげると、
1.情報が古いもの
特に税制は毎年変わります。
ネットの情報がいつ書かれたものか確認する必要があります。
2.専門家や公的機関の発信じゃないもの。
法律の条文などを自分で確認せずに掲載している情報ですね。
いわば伝え聞きのレベルです。
正しいものもありますが、間違ったものもあります。
3.情報提供というより日記
「これはこうだったよ」という体験談みたいなものですね。
「家族で行った温泉を経費にしても税務調査を通ったよ!」
みたいもので、たまたま税務調査で見つからなかっただけで、
何の根拠もありません。(^-^;
士業など専門家もすべての法律が
頭に入っているわけではありません。
しかし、その問題はここを調べれば答えが書いてある、
ということは分かっています。
そこが専門家の違いだと思います。
でも、やはり、ネットやAIは大きな影響力はありますね。
相談者が、
実務では滅多に出てこないレアケースを
知っているケースがあります。
相談者はレアケースなのかどうかは知らないので、
ネット情報で普通に相談をされてきます。
「それは、実務ではレアケースでして・・・」
そして、それはなぜレアケースなのか、
という話になることもあります。
それが、現場の実際に生きた話なのか、
それとも、専門家なのにレアケースを知らないだけなのか、
それは相談者の判断次第なのでしょう。
情報化社会では今までないことが起こります。