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私の事務所に相談に来られる方で、

「相続税がかかりそうだ!」という方で、

実際に話を聞いてみたら「かからなかった」という方が少なからずいらっしゃいます。

 

その代表的な点についてのお話です。

 

では、その相談は何を見落としていたか?

まずは、基礎控除(3000万円+600万円×法定相続人の数)。

でも、ここは結構すでに情報が浸透しているようです。

ネット情報ですでに情報を仕入済みというパターンがよく見られます。

 

では、基礎控除を分かった上で見落とすポイントは?

それは・・・

生命保険の非課税額(法定相続人×500万円)です。

 

生命保険の非課税額を計算に入れないで計算をして、

「資産の合計が基礎控除を超えた!」

という判断をした上でのご相談がよく見られます。

 

例をあげると、

法定相続人が2人で、資産合計が4500万円。

基礎控除4200万円を超えたから、相続税がかかる!

ということで、よーく話を聞いてみると、

そのうち1300万円が生命保険金で、非課税1000万円を反映させると、

資産合計は3500万円で基礎控除以下でした、というパターンです。

 

よくあるんです。

 

ひとりで頑張ってネットから情報を仕入れてみたものの、

結果的には中途半端なところまでの情報しか手に入れられず、

正しい判断ができていなかった、というわけです。

 

よくあります。

 

不安なときは専門家に相談しましょう。

間違った情報・不十分な情報で不安を抱えてしまうことがないように。