野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
ちょっと愚痴ります。
「もう!」という感じでございます。
1.インボイスのこと
インボイス制度ができてから、インボイスの確認が必須になってます。
自計化できているお客様はともかく、
記帳代行しているお客様については税理士事務所が作業しています。
そして、その作業量が爆増しています。
①相手方がインボイス業者かどうか?(インボイスにインボイス番号が記載されているか?)
②インボイス番号が本当にそのインボイス業者のものか?
③インボイス業者かどうか?税率10%・軽減8%のどちらか?
それらを確認した上で、それぞれ別々にパソコン入力。
むっちゃ作業量増えたぞ!(>_<)
2.納付書の郵送停止
納付書が税務署から郵送されなくなりました。
キャッシュレス納付を推進するため、とのことです。
いやいや、キャッシュレス納付対応できないお客様は山ほどいるんですが!
そんなお客様の場合、税理士事務所はどうするかというと、
税務署からわざわざ納付書を取り寄せて、そこにイチから情報を書き込みます。
今までは、整理番号や会社名など印字されていたのに、
それも全てイチから手書きで書き込みます。
ちなみに国税の納付に使用する納付書ですが、
地方税みたいにネットから納付書の様式のダウンロードという技が使えません。
税務署指定の納付書を使わないといけないのです。
なので、税務署までわざわざ20部とかまとめて取りに行ってます。
手間が増えたぞ!
3.税務署窓口の収受印廃止
税務署に申告書や届出書を提出しても、控えに収受印を押してもらえなくなりました。
それじゃ、ちゃんと提出したって証拠が残らないじゃないか!
税務署は「e-taxを使えば、受信通知を送信するからそれを記録にしてくれ」と言います。
いやいや、紙で出さないといけないものもまだまだいっぱいありますよ!
ベンダーが電子対応できていない帳票とか、
e-taxを使いたくないという人の申告とか届出とか。
提出するこちら側が証拠となるような記録を残さないといけなくなりました。
もう、さらに手間が増えたじゃないか!
ちょっと言葉使いが悪くなったことをお詫び申し上げます。
IT化を一方的に推進する国税当局と、それに対応できないお客様とのはざまで、
税理士事務所の作業量が爆増しています。
しわ寄せが税理士事務所に来ています。
「もう!」