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おせち料理がおいしいと思える年齢になってきました。
子供の頃は食べたいと思えるものがほとんどなかったんですけどね。
いい年の取り方をしていると勝手に解釈しています。(^-^;
さて、相続には2つの大きな問題があります。
1つは遺産相続争い、争う家族と書いて「争族」という言い方があるくらいです。
もう1つは相続税の納税の問題です。
まずは、遺産相続争いについてです。
私が経験したもめたケースをお話したいと思います。
北陸の地方都市という前提です。
まず1つめ。
相続人は、お姉さんである長女と二女、そして弟の長男でした。
代表相続人は弟さんでした。
弟さんは「家を継ぐのは自分」という気持ちで、お姉さんたちを仕切りたがりました。
一方、お姉さんたちにとって弟はいつまでたっても「鼻たれ坊主」なんですね。
お姉さんたちは「弟は頼りないから」ということで自分たちが仕切りたがります。
「船頭多くして船山に上る」ということわざにもある通り、もうワチャワチャです。(^-^;
なかなか相続はまとまりませんでした。
次に2つめです。
相続人は、長男と二男の二人です。
長男は地元でずっと親の面倒を見ていました。
二男は都会に就職して、都会育ちの奥さんをもらいました。
長男は「長男が相続財産のほとんどを相続するもの」という地方ならでは考えを持っています。
二男も当初は長男と同じ考えでいたんですが、都会育ちの奥さんにこう言われます。
「兄弟は平等に財産をもらう権利があるんだから、ちゃんともらいなさい!」
で、二男はそれで考えが変わり、長男にこう言いました。
「兄弟は平等に財産をもらう権利があるんだから、半分くれ!」
売り言葉に買い言葉、それに対して長男はこう答えます。
「何を言ってるんだ!俺が家を継ぐんだから、全部もらってもいいくらいなんだぞ!」
もうワチャワチャです。(^-^;
あまりこういう現場には立ち会いたくないんですが、
やはりたまにもめるケースはあります。
まあ、しょうがないんでしょうか。
次回はうまくまとまったケースをご紹介したいと思います。
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