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最近、クジを取るクレーンゲームで8枚ぐらい一気にゲットしました。

(ちなみに1等はニンテンドーswitch)

ドキドキしながら、開けてみたら全部「ハズレ」でした。

「全部ハズレなんじゃないか?」とブツブツ文句を言いながら帰途に着いた川下です。

 

さて、「相続税の依頼は、相続税に強い税理士に」なんて言われます。

税理士にとって、相続税は得意・不得意がハッキリ分かれる仕事です。

不得手な税理士さんだと「うちは相続税は受けてないんです」という方もいらっしゃいます。

では、なぜそうなるのでしょうか?

 

一番の理由は、相続税の件数が税理士の数に比べて圧倒的に少ない、ということです。

税理士の数は全国で79,898人(令和3年10月末現在)。

相続税の件数は全国で116,341件(平成30年分)。

 

税理士1人当たりになおすと、年間1.46件です。

全国でならすと、1人1年間で1件か2件しか相続税の仕事をしないことになります。

10年税理士をやってても、10~15件にしかなりません。

これでは経験豊富ということにはなかなかなりませんよね。

 

しかも、相続税を受ける税理士には片寄りが出るので、

多い人はトコトン多いし、少ない人は「ほぼゼロ」という現象が起こります。

そのため、得意・不得意がハッキリ分かれてきます。

 

でも、「マニュアル通り仕事すれば、経験の多い少ないは仕事の出来に関係ないのでは?」

と考えるかもしれません。

ところが、相続税の仕事は経験が圧倒的にものをいう仕事なのです。

経験のあるなしで、仕事の中味が全く変わってくるのが相続税なのです。

 

その理由はまた次回以降に書きたいと思います。