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相続手続きは多種多様です。
「あー大変だ!」と思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、大事な手続きです。
一つ一つ、丁寧にやっていきましょう。
税務関連でいうと、
「相続税申告」ということになりますが、
その前にやっておかないといけないことがあります。
「準確定申告」です。
「相続税申告」は10ヶ月以内ですが、
「準確定申告」は4ヶ月以内です。
通常、確定申告は翌年の2月16日から3月15日の間に行いますが、
相続があった場合は手続きの期限が前倒しになるんですね。
手続きの名称も「準」がついて「準確定申告」になります。
通常の確定申告と同じ処理をすることになります。
しかし、世の中は普通の確定申告に合わせて動いています。
「準確定申告」用には合わせてもらえないことがほとんどです。
年金の源泉徴収票は通常翌年1月下旬に郵送されますが、
「準確定申告」のためには、それ用に送ってもらう必要があります。
収益物件を持っている場合の、不動産会社の資料もそうです。
通常は1年分まとめた資料を
確定申告用に送ってもらっていることが多いと思います。
「準確定申告」のためには、各月の資料を別途集計する必要があります。
何かと「準確定申告」には特別な対応が必要です。
4ヶ月以内だと時間があるような気がしますが、
四十九日が終わった後だと、もう2ヶ月ちょっとしかない、
というのが現状です。
「準確定申告」
まだドタバタが残っている中での手続きですが、
確実に行いましょう。
ご協力をお願いいたします。