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税理士の顧問料について。

税理士の顧問料は自由化されています。

なので、各税理士事務所ごとに自由に決められます。

 

昔々は報酬規程というものがあって、

だいたいこれを基準に顧問料設定をしていたようです。

 

ただ、今の税理士の顧問料は自由化されたわけですが、

その当時からの風習というか、慣習というか、

そういうものも残っていまして、

それが何かというと、

「会社の規模」「会社の業績」が顧問料決定のための

重要な要素となっているようなところかなと思います。

 

顧問料というのは、あくまで顧問の料金であって、

作業が多いから高くて、することが少ないから安い、

という要素がメイン要素ではありません。

 

作業量も一つの要素となってくるとは思いますが、

やはり相談の質や、責任の重さ、によって決まるわけで、

となると、「会社の規模」「会社の業績」によって

顧問料の金額も変わってくるわけです。

 

ここで、念を押すと、

税理士は作業屋さんではありませんので。(^-^;

税理士は仕事として決算書や申告書の作成をしていますが、

その作成の過程でも専門知識をフル活用しているわけで、

顧問料はその部分が大きいわけです。

 

なので、ある程度規模が大きいけれど、

仕訳・入力作業は自社でやっているから顧問料を安くして、

というのは、そもそも考えが違っているわけです。

 

ただ、その質の部分で、

税理士事務所によってその質は違っていて、

税理士事務所ごとに顧問料が変わります。

 

それが高いのか安いのかとなると、

まあどうなんでしょう。

自分の事務所のことは分かっても、

他の事務所のことはよく分かりません。

 

そこはむしろお客様の立場から、

「ここの事務所はこれだけやってくれていくらだよ」

みたいなことを言っていただければ

参考になるのかなあなんて思います。

 

とりとめのない話となりましたが、

なぜこんな話をしたかというと、

やはり他の事務所の顧問料は分からないので、

たまに他の事務所の顧問料を聞くと、

「うちは安すぎる?」とか、

「なぜこの事務所はこんな顧問料?」とか、

思うことがよくあります。

 

本音としては、高単価の仕事をしたいと思いますが、

なかなかそういうわけにいかないですし。

 

難しいなと思う今日この頃です。